NOKTON Classic 35mm F1.4 MC VM "MapCamera 25th Edition"という限定レンズについて その3
その1
その2
さて、発売日はいつなのか・・・と首を長~くして待っていました限定レンズが
9月21日に到着しました。
まるで、売り切れを待ってから発売したような感覚がありますが、具体的な発売日を言う前から残り数僅ってメールも来てたし在庫も実際減ってたので、気のせいに違いない。
まぁ、そんな細かいことはどうでもいいんです。
レンズを買った。
ならば何をせねばならぬか・・・開封の儀しかあるまい!!
ちなみに・・・内封のチラシまで特別版とは・・・気合入ってますね(笑)
< 開封の儀 ~ネタばれを外箱でされた~ >
というわけで、届いたレンズを早速開けていきましょう~。
外見は、普通版と何も変わりがありません。
てっきり外箱にMAPカメラEditionみたいなシールが貼ってあるのかなと思っていたのですが。
コレは外箱残してる人が少ないからそこにコストかけても・・・って事かな?
下面も・・・JANコードが修正されてるっぽいですね。
さて、気が付くこともありますが・・・
下側のバーコードは何も見なかった、いいね?
私はシリアルが何を届くのかとっても楽しみにしているんです。
開けてないんだから、わかるわけはない。
うん、きっと見間違いに違いない。
箱開けますと、いつもの文言が書いてありますねー。
... weil das Objektiv so gut ist
なぜならレンズがとてもいいからって書いてあるっぽいですね。
うん、味のあるレンズばかり出されているメーカーらしい標語ですね。
フォクトレンダーの箱開けると入っているいつものセットだね。
・・・?!
製品番号・・・いや、これは・・・シリア・・・実物を見るまではわかりませんね(笑)
というわけで、ドーン!
(レビュー画像に出てきている青い台座は、私個人のレンズレビュー用の手持ちの台座です。製品買ってもついてきませんのでご注意!)
あなたは一目見てどうおもわれました?
私は、シルバーのレンズは目立つので避けていましたが、以外にイケるって思いました。
シルバークロームメッキってありですね(笑)
レンズフードもちり緬加工がいい味がある塗装になってると思います。
これもアリですね~。
個人的には、この距離計動かす部分のレバーの形がツボに来ました。
まるでライカのズミクロンの初期のほうであった、
無限遠部分でパチンとロックのかかるレバーのようではないですか。
(※この商品では無限遠ロックはかかりませんよ!)
そう考えると、シルバーであることで、より一層ズミクロン風味が
出てきたレンズだなーって思います。
最近、ズミクロンの8枚玉、6枚玉・・・と探してるんですけどね、良い出会いがなくて・・・そんな中、このレンズを手に入れられた事は嬉しいと感じられましたね。
(そして、すぐに手に入れられない8枚玉、6枚玉を思い出して絶望・・・orz)
レンズ下部にはちゃんと【Lens made in Japan】って入ってますね。
ライカのレンズはドイツ製カナダ製といろいろレンズ鏡胴に掘り込まれてありますが、
フォクトレンダーも製造国を彫り込んで入れてるんだと感心しました。
うん、知ってた。
シリアルがN27だって知ってた・・・。(外箱でネタばれすんなよー!)
Nが届いたので、個人的には、アタリ~。
でも、Mが届かないかなって夢見てた部分もあるので・・・
数字的にも特に思い入れがない27番なので、ガンガン使えるかな~(笑)
銘板がクラシカルってのは、あまりわからないですね!
絞りは少し角ばった形のようですね。
たぶん、そこも含めてクラシカルテイストな絵が出てくる理由なのかも・・・。
個人的には絞りの数や形は個別のレンズの味なので、良い悪い貴賎なしという考え方なので、キレイで加工精度が良かったら問題ありません。
< フィルターは付ける派なので、少し外見比較をば・・・ >
せっかくの限定レンズなんで、レンズ面に傷がつくともったいない。
ガンガン使う為にもフィルターつけておいたほうが無難だと思ってます。
というわけで、事前に手配していたフィルターカモーン!!
マルミのEXUSです。
価格は少し高いですが、性能も中の上、汎用かつ、コスパも意識するとこのあたりの商品が限界かと。
なお、何故マルミなのか・・・と疑問に思われる方もおられるとは思います。
それは、フォクトレンダーのVMシリーズ専用のバヨネットタイプレンズフードでのお約束です。
マルミ以外の・・・例えばケンコーのZetaとか買っても意味ないからです。
だって、レンズ枠が太くて、フードがはまらないんですもの・・・ゼータなケンコーのフィルターは、フードがハマらなくなるもの。
ここ、案外カメラ屋さんも知らなくて、性能良いってうたってるZetaを奨めてきます。
通販で失敗すると、どちらの責任かはおいておいて、返送や買いなおしが面倒だなので、フォクトレンダーのVMシリーズはマルミのフィルターってお約束は必要な度に思い出していただけるといいかな。
ま、こまけぇ事は置いときましょう。
どのフィルター付けるのも個人によっていろいろな主義主張がありますので(笑)
ただし、限定レンズかつ、シルバーのモデルなので、フィルターを付けると見た目が・・・と気にされる方は多いのではないかなと思います。
個人的にはとある理由から杞憂であると知ってはいるのですが、比較しておきましょう。
まずは素の状態で比較。
見た目はこの時点では大きな差が出てしまうと感じますね。
フード使わない人は多少影響ありという事ですね。
レンズキャップを付けるとどうなるかの比較です。
右側のフィルターを付けたほうが大きくなるなぁとは思いますが、誤差の範囲ですよ~!
レンズフードを付けるとどうなるか。
そう、どちらにしろ何も変わらんのですよ。
コレが想定できていたので、フィルターは普通の黒色を手配しました。
ただ、キャップは多少前に出てきますね・・・実用上、外しやすくなったと思うのは私だけでしょうか(笑)
ここが一番の違いかな。
銘板が半分見えなくなります。
正面から見ると、文字の半分が隠れちゃうんですよねぇ。
その点が想定できていたので、銘板がクラシカルだろうが、シリアルが何番であろうが
最終的期にはあまり意味がないかなとは思ってました(笑)
先端のシルバーの部分も隠れるので、被写体側からしたら注目する部分が無くなり、
良い事づくめではと個人的には思ってますが、皆さんはどう思われますか?
何にせよ、限定のレンズかつ、フード付きの商品なのです。
フード使わないなんて事はおそらく考えられないですし、バヨネットタイプのフードは
逆さ付けもできないので、このままつけっぱなしが一番適切かつ、正当な形なのです。
フィルターの色を気にしなくていいって事はありがたいですね~。
< M10-Pとの相性はいかに・・・ >
個人的には目立つ色のレンズは避けたいなって思ってましたが・・・
案外正面からの見た目も悪くないですね!
目立つことは目立ちますが・・・
フード付けると前から見ると黒なので、被写体からは目立たないですね。
小柄なレンズなうえにフードの背も低いので、持ち出すときの負担にならないレンズだと思います。
通常版より50g重いですが、全く気にならないと思います。
< フォクトレンダーのVMシリーズ@35mmレンズ外見比較 >
実は、35mmのVMレンズは既に別のレンズを持っていました。
限定なのでって事と、別のレンズであったことからNOCTON買い増してみましたが、
性能・外見・大きさ含めて気に入らなかったら使わないレンズになってしまします。
ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical VMと見た目はどの程度違うか比較してみましょう。
フィルターを付けたうえでの本体の長さはほぼ同じでした。
サイズ感が変わらないレンズって事になりますので、50㎜の相棒レンズとして
持っていく事に負担はなさそうです。
大きな違いの1つは、距離計のレバーですね。
ULTRONは棒、NOCTONは指掛かりのよい突起です。
フードの径が開放F値が大きいNOCTONのほうが大きくなってしまいます。(くの字のくびれた部分が大きいです。上端の直径は同じ大きさ。)
総合的な高さ(長さ)はULTRONのほうが少し長いですが、フードあわせて持つとどうしても外径が大きいNOCTONの方が大きく感じます。
ここは少しマイナスポイントですが、開放F値がより大口径になる代償としては小さい差だとは思います。
どちらも掌サイズのレンズですし。
外見に大きな優劣は無しですし、色があえてシルバーとなっていることで
私個人としては持っていく時の気分感で選ぶこともできていい感じかなと。
まぁ、ULTRONのかっちりした上での魅力ある周辺減光による被写体の立体感とか
イロイロ性格が違う物なので、同じ焦点距離のレンズが2つある事は許容できるかなと思います。
えっ、撮影比較はしないのって?
既にこのレンズ出てから日がたってるレンズなので、そのあたりの評価は
ほぼ出尽くしているかなぁ・・・と(笑)
< まとめ >
・35㎜のVMレンズを持っていない方かつシルバー好きならばアリ。
ただし、コストUPを許容できるならば。
・外見の差も重要なステータスの1つであるが、過不足は無し。
ただし、コストUP以上の出来であるかどうかは個人により大きく異なりそう。
・限定品好きならば、細かいことは気にしてはいけない。買いましょう。
(限定数完売してますけど・・・店頭とか在庫あったりするのかな??)
・レンズコレクターの方は・・・何も言わずにすでに買ってますね。
まぁ、記念品的な要素が強いレンズではあるので、実用品かつ買う理由を
提供してくれたMapカメラさんにありがとうとのお言葉を送りつつ、
何かと突飛なレビューを終わらせていただきます。
長文ご読了ありがとうございました~。
< 追伸 >
来年も限定レンズ(Mマウント互換)の発売を楽しみにしてます(笑)