REDLINE -ライカ購入は越えてはいけない線ですか?-

カメラが趣味なのでそのことについていろいろと・・・

NOKTON Classic 35mm F1.4 MC VM "MapCamera 25th Edition"という限定レンズについて その1

限定品レンズという言葉に非常に弱いです。

 

前々からマップカメラにて記念レンズの情報が小出しで出てましたが、
ようやく事前予約となった段階で、愕然としました。

 

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ふぉ、フォクトレンダー?!

え?今回は宮崎レンズじゃないんだ・・・と。

 

でもまぁ、国内で伝手のあるメーカーで距離計連動のレンズといえば、
コシナフォクトレンダー)と宮崎レンズ以外は思いつかないので順当といえば順当かな。
イカも選択肢には入りますが、さすがに記念レンズは高すぎるので数は出ないでしょうし(笑)

 

前回の宮崎レンズは、それはもう、色々とあったんだろうと思いますので、
それはそれとして置いておくとして、今回のレンズの特徴をあげてみましょうか。

 


<NOKTON Classic 35mm F1.4 MC VM 限定仕様>

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  1. 既存レンズと構成は変わらない(写りに差はない)
  2. 限定の外見
    ‐シルバークロームの梨地メッキ
    ‐ちりめん塗装のフード
    ‐今回限定の銘板(表記、フードも対象)
  3. 真鍮鏡胴
  4. 限定250本
    ‐シリアルNoはM/A/P/N/Cがそれぞれ1~50

さて、上記の仕様を見て、少しでも心がぐらついた方、即予約したほうがいいですよ!
当然、私は予約しましたよ。。。5分ぐらい悩みましたが(笑)

 

< NOKTON Classic 35mm F1.4 MCについて >

 

NOKTON Classic 35mm F1.4 MC VMという事なので、あえて表記するとⅠ型です。
新型のⅡ型ではありません。


新型のⅡ型で何が優れいているかというと、焦点距離を合わせたうえでの絞りの変更による
焦点のズレが比較的改善されているという点ですかね。

 

VMマウントの距離計連動を使う方の場合、あまり大きな支障となる点ではないかなと。。。
マウント変換をする方は、まぁ、無難にⅡ型のほうがいいとは思います。

 

何故Ⅱ型を選ばなかったのか、、、それはぶっちゃけ不明です(笑)

 

個人的には企画した段階で
A.Ⅱ型の存在を公式に伝えられなかった(企画時は発売前なので)
B.Ⅱ型の限定仕様を作る許可が出なかった
というような理由かなと予想してます。

 

だって、仕様違い作るとはいえ、簡単に決まることでもないですし、
契約とかの時間も必要でしょうし、色々と時間かかると思いますよ。
試作品作る時間だって結構必要でしょうしね。

 

色々と外見仕様を変更するにあたって、Ⅰ型が最適だったのではという事で
納得しておくのが精神的に一番いいかな(笑)

 

あとは、MC(マルチコート)という点ですね。

NOKTON Classic 35mm F1.4Ⅰ型には、MC(マルチコート)とSC(シングルコート)の2パターンの商品がありました。
SC(シングルコート)は後から発売されたようですが、それでも一定の購買層には定番商品になったタイプです。


単純にコーティング違いが発色の違いが出るという認識でいいかと思います。

 オールドテイストの発色+フレアを求めるならSC
 現代的な普通の写りを求めるならMC

別にSCだから悪いという意味でもないですし、ホント好みの差になるんでしょうね。

単純に説明しようとすると発色となるんですが、実際詳細な比較はしてないので、何とも言い難いですが、ま、テキトーで行きましょう(苦笑)


たぶん、その使う人の心の持ち方、軸足を立てる位置の違いでどちらを選ぶかだと思います。
クラシック感(特に外見)を追いたいけど、写真の発色は現代的なほうがいい方はMCを選ばれる。
フィルムや、古いレンズを追い求めるクラシック偏重な方が、手軽に使いたいレンズがSCという事なんだと個人的には理解してます。

 

レンズ構成が6群8枚なので、2セットが貼り合わせてるんですかね、たぶん(適当すぎるorz)

重要なのはそこではなく、SCでもMCでも撮影が味と認識できる発色以外に大きく差が出ない構成枚数であるという点なのでしょうね。

ガラスが複数枚重なると透過する光が境界面でどんどん反射して減衰してしまうので、
コーティング変えても味で言い切れる仕様でないと商品としては成り立たないです。

たぶん、望遠レンズとかでは、不可能な仕様なんでしょうね。
単焦点レンズでも、枚数が少なくないと不可能な選択なのかな・・・と。

 

このコーティングの差を作った上で商品として成り立っている事は凄いですね。
消費者としてのユーザーが有意差を認める商品構成要素として見ているという点でも面白いです。

 

さて、今回の限定品は、MC(マルチコート)です。

何故、SC(シングルコート)では無いのかなと考えるのは楽しそうです。

・MCとすることで、マウント変換して使うユーザー層で不満と思うことを抑えたかった?
・SCだと、既にⅠ型を購入しているライカユーザーが多いと考えた(特に熱狂的な購買層)
 →MCだから仕様違いなので、買っても言い訳できるよって事でしょうか(苦笑)
・SCは限定品に使うのはNGという判断がコシナ側であった?
 →売れ残ってしまった場合、SCレンズのイメージに傷がつくからかな??
・単純に製造工程の問題?
 →コストの問題?
・一応両方作ったけど、25周年記念品としての写りは現代的な面を求めてMCを選んだ?

 

ぱっと思いつく理由はこの程度ですが、アタリがあるのかな?
答えが出ないので機会があったら企画された方に聞いてみたいな。

まぁ、個人的な答えは、汎用性かなと思ってます。

誰が使うにしても無難かつ、使えるレンズが限定品。

どんどん使ってねって事かなと。


さて、書きたいことはまだありますが、長いので、とりあえず今日はここまで。

続きはその2で。。。