REDLINE -ライカ購入は越えてはいけない線ですか?-

カメラが趣味なのでそのことについていろいろと・・・

Leica M11 モノクローム これは、なんでも撮れて、何も撮れないカメラだな。 その3

【警告】
色々ぼやいてるだけなので、結論だけ欲しければ、
最後まで飛ばすが吉。
【警告はしましたよw】

 

 

garp3.hatenablog.com

 

さて、続けてその3です。

 

イカM11モノクロームを使ってみてどう思ったかを書いていこうと思います。

 

【 高画素モデルで気になる事・・・それは手ブレ 】

 

私は、M10モノクロームを手にした時からとっても気になる事があります。

 

そう、手ブレです。

 

微ブレだと、解像度の低下

大きくぶれると、まぁ、ぶれた画像が出てくるわけです。

 

どうすればいいのか?

 

私の解決策は只1つ。

 

焦点距離の4倍以上のシャッタースピードを確保する事。

 

つまり、50mmレンズだったら4倍の200分の1秒以上、250sで
シャッターをきる事です。

 

もちろん、必ずしもこうでないといけないというわけではないのですが、
コレが一番簡単で一番効果的かなとは思っています。

 

メーカー側もそのことは意識されているのか、
ISOオートでSSもオートの時の設定が準備されており、
焦点距離の2倍の設定、焦点距離の4倍の設定が標準で用意されています。

 

自動的にシャッタースピードが決定されるので、
写真を撮る際に気を付けることは、

・ピント合わせ
・画角(写る範囲)
・シャッターのタイミング

という事になるわけです。

 

そんなん邪道や!ってかたもおられるとも思います。

 

ええ、邪道で結構、楽しく撮れればいいスタンスなのでそれでOKなのです。

 

なんせ、ISO感度上げまくってもある程度綺麗に撮れちゃうカメラなので、
手ブレが抑えられてちゃんと撮れるなら、文句ないのですよ。

 

もちろん、光を見て、どう取りたいかを考え、自分でISO感度とSSを決める。
コレが出来れば、最高で、写真に幅が出るとは思いますが、Mデジタルなのです。
楽に行きましょうよ~。

 

撮りたい物をサッと撮る。

 

それがM型の楽しい所。

 

といっても、私、ピント合わせに時間かかってますけどね(苦笑)

 

実際、M10モノクロームでこの設定をしてから
ブレてダメだなと思った事は無かったです。

 

そして、M11モノクロームにも同じことがいえると
確信しております。

 

買ったらさっさとこの設定にして、ふらふら歩いて撮影しましたが
6000万画素の画像でも手ブレを感じることなく、
満足できるものが写せたかなと思います。

 

【 出てくる絵は、文句なし・・・でもね? 】

 

さて、まずは、ライカと言えばズミクロンなので
50mmのズミクロン(2nd 70cmまで寄れるモノ)で
色々と撮影してみましょうかね。

 

こんなに写ってええんかい!

 

 

ほんと、6千万画素はすごいなぁ・・・

 

 

明暗で表現ってむずかしい(笑)

 

これもう、手元にあるよねってぐらいに解像している。

 

オールドレンズでも写るんだよなぁ。

程度のイイ物はホント写りますわ。

 

 

ピントのキレも良く、かといって硬すぎず、柔らかすぎず。

うーん、こういうのが良いのよ(笑)

 

色々と撮影してみましたが、ピント合っている範囲ならば、
トリミング耐性は非常に高い。

 

 

そして、微妙な明暗もきちんと描いてくれるので、
良いなぁと思います。

 

次は、35㎜のズミクロンに変えてみましょう。
といっても数枚ですが(笑)

 

ばっちり写るなぁ。
うん。

 

やっぱり、オールドレンズは、確かに色々あるんだけども
名作と言われてるレンズはどれも写りますわ、ほんまに。

 

まぁ、でもこの感想は、オリジナルデータを見ているからこそ出てくる感想かな。
サイトに掲載するのであれば、長辺を1000ピクセルとするならば、
およそ10%サイズにリサイズした物がちょうどいい感じ。

 

このデータの大きさは、Web上で公開するには、不要。
M10モノクロームで十分だし、更に言うと、
もっと古い機種でも十分事足りる。

 

なのに、なぜ最新機種を欲しがるのか。。。

 

そこにきちんとした答えを持っていないと、
多分色々と流されてしまいますね。


まぁ、色々と言い訳が得意なので、私は手に入れちゃいましたが(苦笑)

 

 

【 夜でも撮れちゃうこのカメラは・・・すごい 】

以前ちょっぴりTwitterに掲載しました。
ISO20万での夜間撮影結果。

 

 

うーん、これ、コンビニエンスストアの明かりが、
道路を挟んだ向かい側にある田んぼに差し込んでいるだけで
撮影してて、かろうじて被写体は見えるかな?程度で撮ってるんですよね。

 

元画像を圧縮して10%のサイズにリサイズしちゃうと
パッと見てのノイズも消えちゃうね(笑)


まぁ、オリジナルを拡大するとこんな感じだけど、
これ、必要だったらプリントしても悪くない結果だとは思うんだ。

 

最大感度で悪くないと言える結果が出てくることに、とても驚きを覚えますねぇ。

 

ま、M10モノクロームのISO10万でも悪くないなぁって言ってた私ですので
基準はかなり緩いかもしれないですが、ここまで写れば十分だと思ってます。

 

流石最新機種、さらに上の感度もフォローできる画像処理能力が
スゴイですよねぇ。

 

【 で、ここからが不満あるところなのよね! 】

 

わかってはいた、分かってはいたんだが、ダストに弱すぎるだろう、M11は。

うーん、ポッチが見えておりますな。

 

少し絞っただけで目立っちゃうので、もう困った。

 

M10シリーズならば、
ダストがどのあたりについているか確認する方法が
搭載されていたんだが、M11にはございません

 

そう、無いんです、マジで。
嘘やん?って思うでしょ。
ホンマなんですわ。

 

なんでやろ?


特許などに引っかかるのかな?
それとも、メーカー的な制約が何かあるのかな?

 

まぁ、M10シリーズ触ってたら、
どうやったらダストの確認ができるかはわかります。

 

白い壁に向かって、絞りを最大まで絞って撮影する。

 

画像内で目立つダストを探す。

 

探したら、センサー上では、上下左右反転したところに
ダストがあるはずなので、目視確認を行い、
ココだと思った場所にブロアーで飛ばしてみる。

 

う~ん、何度かチャレンジしたんだけどね、
完全には取りきれないわorz

 

イカストアに持って行って相談したけれどもGWのおかげで
お預けしても5月末までお預けになるとの事。

 

うーん、マジで困ったぞ(苦笑)

 

買ってすぐに自己責任であれこれして壊したくないしなぁ。
預けるのが一番とは思いつつも、いったん持って帰りましたわ。

 

ブロアー以上に強いパワーのあるスプレーは使いたくない。


余計に他の隙間にゴミを押し込むことになり、最悪の場合、
ファインダーブロックに埃を押し込むことになるからね!

 

ファインダーにゴミが入る・・・考えたくもないっス!!

 

静電気の帯電かなぁと思ってプラズマクラスターイオンの力を
借りようかと思ったが、まぁ、上記の理由で同じく断念。

 

まぁ、機械部品だし、センサー面の上は薄いガラスらしいし、
あまりへたなことはできませんね。

 

今は、ただひたすら、丁寧にブロアーするしかないね。

 

世の中には、その程度自分で掃除しちゃいなという人はいるんですが、
リスクを天秤にかけると、始めてチャレンジするのが
買ったばかりのこの機種ってのはリスク高すぎる(笑)

 

ほんと、どうにかならないかなぁと頭が痛いです。

 

色々と考えた結果、F8以上に絞らなければ、
一応大丈夫なシーンが多いかも?と思い、
もう少しテストしてみようかなと思いますが、
やはり背景によっては開放でも目立つ時は目立つので、
泣きながら写真撮るしかねぇっす(苦笑)

 

あ、ライトルームとかでゴミ取りすればいいじゃんって思いますよね。
使ってないから無理っす!!

 

イカ買っててAdobe課金してないってアホはここにおりまーす!!

 

ま、これは、今後使っていって、
どうなるかなってのは経過観察必要ですわ!

 

もう1つコレはちょっぴり困ったなという点がありましてね…

 

M10シリーズでは、ファイル名の頭文字は自由に決めれました。

例えば、M10M1234.JPGのように。

 

機種毎にわかりやすくなるなるように設定できたんです。

 

これが、M11シリーズからこの設計が変わり頭1文字しか帰れないのです。

例えばM1234567.JPGのように。

※正確には、SL2も同じなので、マエストロ3エンジンを
 載せたカメラは同じというのが正解なのだとは思います。

 

たぶん、00000~9999枚で一巡してしまう枚数だと、
足りなかったんだろうなぁ。

 

そりゃ、撮影枚数が多いSL2とかだと、
その程度でファイル名が1巡してたら足りんですよね。

 

ま、SL2はお仕事用だもんね。
ファイル名が簡単に重複するようでは
いけないという配慮だとは思うのですが・・・
ちょっぴり残念です。

 

前が出来ていたことが出来なくなるってのは、
ちょっぴり困りますよね~。


【 まとめ その3 】

M11モノクロームは、順当にスペックアップしており、
色々と良いなと思う点もある。

 

ここまで過剰な高解像度が要るのか?と思う事もないとは言えない。
とくに、ブログなどに掲載するサイズでは。

 

でも、私自身、ピントがちゃんとあってるかな?と
拡大して見ちゃう人なので、
高解像度であるほどピントがよりわかって
嬉しかったりする。


これはもう、嗜好なのだから、仕方がない(苦笑)


ダスト問題が無ければ、ホント最高の機種だと思う。
思うんだけど、ダスト対策はホント必要だなぁ・・・orz
どう対応するかは、ホント悩み中です。

 

画質(機種による絵作り)については、語れるところは、
私にはない。

 

機種が変わったから傾向が変わった・・・
とは私には今の所は認識できないんですよね。


デフォルト設定で使っているからなのか?

見るポイントが違いすぎて気が付いてないだけなのか。

うーん、まぁ、分かる人にはわかるんでしょう。

 

測光方式はM10Mには無かったハイライト重点で設定しているので、
イイ感じに写るな~とは思ってます(笑)

 

高解像度である事、ボケとピントがM10Mより詳細に見れる事。


写真を見るわけではなく、重箱の隅を見るように
見ているだけと言われれればそれまでなんですが、
私にとってやりたい事が出来ているので、この機種はアリかな。

 

夜だって、ノイズはのるけど、一応撮れる。
ホントの低照度だってフラッシュなしで撮れちゃう。

 

いつでも、撮りたい時に、撮りたい物を撮れる。
これは、とても贅沢なことではないでしょうか。

 

でも、ホントに撮りたい物をタイミングを
吟味して撮れているかというと・・・疑問が残る。

 

機械のスペックにおんぶにだっこで、
思い付きで撮ってるのだから…

 

だから、私にとってのM11モノクロームは、
結果的に何も撮れないカメラになるんだと思う。

 

作品を作るというような意識で使えていないと言ってもいいかもしれない。

 

自分の撮りたい写真の本質を見極めて、
色という要素をなくして表現したい物は何なのか。

 

その先を見据えて、どうやったら実現できるのか。

 

結局、色々なカメラがあるけれど、
やりたい撮影をどれだけ楽に実現してくれるかの差があるだけであり、
写真をやるのであれば、カメラを使いこなして、
その写真に自分の意思を吹き込むんだってぐらい使い込まないと、
結果として、見ている人に伝わらないと思う。

 

嗚呼、きれいだな。

 

嗚呼、おもしろいな。

 

嗚呼、すてきだな。

 

こんな、気持ちのみで撮ってるだけでは、
写真をやるという意味で、成長することは中々難しいんだろうなぁ。

 

色んな思考と試行錯誤を繰り返さなければ、
写真の上手い方が到達されている
ところまでは到達できないだろう。

 

でもね・・・それでもいい。

 

楽しいから良い。

 

何でもかんでも写真を完成させるだけがすべてじゃない。

 

カメラを使う事を楽しむのが目的だから、良いんだよ。
だからさ、もっと色々とやりたいと思った事をしようじゃないですか。

 

M11モノクロームは、M10では色々と制限があった
レンズが使えるようになったのがとても嬉しいポイントかな。


ぶっちゃけ、それ目当てで買っているような
ところもあるんですよね、実際。

 

ま、そのあたりは、また今度に...

 

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