ズミルックス スチールリムと2ndと現行ASPHのゆる~い描写比較。その1
◆警告始◆
Warning!!
To overseas Leica users.
This article is not a review.
It contains unpleasant expressions and content that does not match the original intention.
This article is full of lies and vanities.
I haven't written anything about the truth.
This is a joke article.
April Fool's Day continues all year round.
It is not helpful, so please page back and go back.
Warning!!
ぶっちゃけ、長いから読んでも時間の無駄よ(笑)
◆警告終◆
<ズミルックスは魔法のレンズ?>
私も、ついにスチールリムを手に入れる事が出来ました。
あらためて思った事は、黄金期のライカのレンズは
外装を含めてオーバークオリティであり、
物としての満足感があるレンズだと思います。
では、そんなレンズを持っていながらも、
同じズミルックス系統のレンズを複数所持する意味は何なのでしょうか。
欲しいから・・・確かにあります。
物としての所持する欲、
コレクションしてしまう欲、色々あります。
がしかし、写真を写す人としては、
きちんとした理由を見つけないといけません(笑)
ならば、見つけましょう、理由を。
<なぜ1stと2ndを同時に持っている必要があるのか?>
1stと2ndは変わらない。
そんな風に評価されることもあるようです。
設計も変わらないし、そんな大きな違いもないはず。
そういう評価もあるらしいです。
私には、実際にレンズを開けてレンズ同士の大きさや
球面の角度を確認することはしてないので、
本当の所、レンズの仕様にどのような違いが
あるのかはわかりません。
でも、なんか違う気がするんですよね。
ならば、せっかく手元に両方あるんですから
比べてみるしかないですよね!!
ゆる~い比較、やってみましょうか。
<レンズ仕様の再確認>
比較対象として、1stスチールリム、2nd、5th(現行)の
仕様を確認してみましょう。
製造年は私の手元にあるロットの製造年です。
< Summilux 35mm 1st >
製造年 1960年 1st Lot(2022年基準で62歳)
レンズマウント ライカMマウント
レンズ構成 5群7枚
f値 f1.4~f16
最短撮影距離 1m
絞りばね枚数 10枚
フィルター E41
フード OLLUX
重量 245g
< Summilux 35mm 2nd >
製造年 1968年 2nd Lot(2022年基準で54歳)
レンズマウント ライカMマウント
レンズ構成 5群7枚
f値 f1.4~f16
最短撮影距離 1m
絞りばね枚数 10枚
フィルター フード組み込みシリーズ7
フード 12504
重量 245g
< Summilux 35mm ASPH.fle (5th) >
製造年 2020年 ロット不明(2022年基準で2歳)
レンズマウント ライカMマウント
レンズ構成 5群9枚
f値 f1.4~f16
最短撮影距離 0.7m
絞りばね枚数 9枚
フィルター E46
フード 本体一体型
重量 320g
思っていたイメージよりも
1世代目と2世代目には差が無いように見えますが、
フードの違い、フィルターの装着方法の違い
そして、そもそもの外観の違い(物としての質感)が大きな違いと言えます。
2世代目の組み込み型フードに
シリーズ7を挟み込んで使用するというのは
かなり尖った仕様だなと感想を持ってしまいますが、
シリーズ7を採用する事でメリットがあったんだと思います。
専用のフィルターを用意するよりも、
汎用的なシリーズ7を準備するほうが
ラインナップを増やさなくて安く対応できたのかもしれませんね。
最新世代では、重量もサイズ感も大きくなります。
一体型のフードが使い勝手と画質を両立してくれていそうです。
スチールリムや2ndは小型だけど、とっても個性的な
写りをするのが、今使われる方に受けているのかな?と思います。
<カラー写真での比較 その1>
カラー写真での比較をしてみましょう。
圧倒的にカラーで使ってる方が多いと思いますが、
どういう結果になるでしょうか。
個人的には、世代の違いもあると思いますが、
やはり、50年以上も前のレンズなので
世間一般の評価は個体差の違いも大きいのでは?と考えています。
私の個体は、中々に程度の良い個体で
コーティングも全面に残っているものなので、
比較はある程度参考にはなると考えています。
今回は、三脚をたて、ほぼ同じ位置から
撮影して比較を行いますが、
それなりにズレは在りますので、ご容赦願います。
<スチールリム 開放 F1.4(上) ~ F16(下)>
さて、比較どう思われましたか?
この状態では分かりにくいかなと思ったので
別の方法で表現してみましょう。
いかがでしょうか?
F値の違いでどのように写りが変わっていくかなく伝わりますでしょうか。
個人的には、F1.4だけ淡く別の絵が出ており、
F2.0からは色ノリがはっきりして別のレンズで
撮影している気分になります。
また、この写真では太陽光は斜めからありますが、
直接的にレンズに対して強い光源は入っていないので
ゴーストが出ていない状態です。
角型のOLLUXフードが大活躍していると言えるでしょう。
<第2世代 開放 F1.4(上) ~ F16(下)>
こちらも連続して表示してみましょう。
違わないよね?と思った方。
私の感覚としては、ちょっぴり違うんです。
色ノリ的には、傾向は似ていて
F1.4では淡く黄色がかった感じはしていますし、
F2.0以降では、カリッとしゃっきりはっきり
ピントに背筋が入った様な絵に代わっていきます。
つまり、描写の傾向としては一緒と考えられます。
何が違うのか・・・
次の2点、よく見て見てください。
画面真ん中の高架下奥の建物部分、右下の川辺の部分。
F値が絞られていくと、
何か、光が集まったように見えませんか?
そう、ゴーストが出ているんです。
スチールリムも第2世代もフードをつけて、
オリジナルのフィルターも付けた状態です。
2世代目の方が、フードの大きさと角度が浅いので、
遮光が足りず、太陽光の影響を受けやすいという感じですね。
え・・・スチールリムもOLLUXをつけなければどうなるかって?
すいません、そのデータは無いので、追試験が必要ですね。
<第5世代 開放 F1.4(上)~F16(下)>
さて、最新世代では、写りはどう変わるでしょうか。
こちらも連続して表示してみましょう。
ああ・・・やはりこのレンズは、
以前から思っていた通りの感想になります。
開放F値でも破綻が無く、現代レンズ的なキレイな発色、色ノリ。
そして、均質なボケ方。
ピントが浅くても全体の絵が破綻しない感が強く
何をとってもスキッと透き通った感じの絵が出ています。
ゴーストも出ていないので、破綻しているポイントが見つけられません。
これは、流石世代を重ねて高画質化を進めていった結果と言えるでしょう。
良く写る、綺麗。
コレが、最新世代に適切な表現だと思います。
そして、なんでもスマートに写してしまう力を持ったレンズだと思います。
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比較の確認は、まだありますが、
長いのでいったんここまでとしましょう。
続く・・・