8枚玉が良いと言われる理由は何であるのか? その1
◆警告始◆
Warning!!
To overseas Leica users.
This article is not a review.
It contains unpleasant expressions and content that does not match the original intention.
This article is full of lies and vanities.
I haven't written anything about the truth.
This is a joke article.
April Fool's Day continues all year round.
It is not helpful, so please page back and go back.
Warning!!
ぶっちゃけ、長いから読んでも時間の無駄よ(笑)
◆警告終◆
<8枚玉、要りますか?>
某日某所、こんな会話がありました。
私「8枚玉が欲しい理由は何なんですかね?お持ちのズミルックスもとろける様な面白い写りしますよね?」
某氏「カッコいいからです!見た目から入るのでこのシルバーのレンズがどうしても欲しいのです!」
私「なるほど。では、どのような点を気にされているのですか?」
某氏「外見やレンズの見た目を気にしていますが、そもそも物が無くてこだわって選ぶことすらできない状況です」
ふむふむ。
なるほどなぁ・・・
だいぶ高くなってる上に、
もう、あちこち探してもレンズの影すら見当たらないと・・・
私は、良いと言われている玉、
王道と言われる玉で使いたい物から買っています。
噂を信じて痛い目にあう可能性もありますが、
比較的大外れの少ないライカのレンズ、
状態さえよければまともに写るはずです。
目の前に良い状態の玉が出てきたら
飛びついて買ってます。
8枚玉は、偶々在庫があるところで手に入れたので、大きな苦労はしていませんが、
それでも有名どころのレンズなのにかなり手に入りにくかった覚えがあります。
なんで?っておもってます、今でも。
(理由はなんとなく思ってるところはあるんですが
確証がなく大きな声では言えないです)
その時から比べて値段もかなり上がり、市場在庫もない。
コレはとても厳しい状況ですね。
今の価格高騰からすると、
ある時に無理して買っておいてよかったと思う点はありますが、
ライカバブルが崩壊した時にどうなるのかなーって常々思います。
(2000年以降の状態にまたなるでしょうし、いつか)
欲しいという人がいて、手元にはレンズを持っている。
手放しはしませんが、レンズを持ってる立場として
使わないと言えないこともあります。
何が理由でズミクロンの8枚玉が神格化されているのか、
私はちっとも理解が出来ていません。
綺麗な個体だったので、ほとんど使えず持ち出せずという状況でしたが、
使ってみて自分の中での8枚玉の立ち位置を考えてみようと思いました。
今日はこの子で頑張るぞい pic.twitter.com/RDfBl1jPjd
— garp3 (@garp3_Photo) 2022年8月19日
<テキトーに撮り歩き in 心斎橋>
撮ってみたいと思った物をよく考えずに撮れてしまうのが
デジタルライカの良い所であり、考えなしに撮ってしまう悪い所でもある。
がしかし、枚数を撮影したら何か見えてくるところもあるかなと思うので、
テキトー散歩の結果を掲載してみます。
※JPEG撮って出しを20%に圧縮して掲載
(さらに、はてなブログの方でリサイズされてるかも?)
※オリジナルだと詳細に見えるところも、再圧縮してるので
見えない所多々あり。雰囲気だけはわかりますがwww
◆1
開放での1枚。
ピントを合わせた葉っぱの先はきっちり解像していて葉脈もきちんと写ってる。
解像感は高く、物としての立体感もみてとれる。
背景のごちゃごちゃした街並みは、光の加減から丸いボケとしてわちゃわ茶してるので
写真としてはナニコレな状況かなぁ。
自転車もギリギリそれとわかるぐらいにボケちゃってますね。
F2だと、選んだ被写体の身に目が行きますが、背景もそれとわかるボケ方ではあります。
◆2
開放での1枚。
提灯が撮りたかった(以上・・・
提灯の細かい造形はきちんと写ってます。
また、同じ被写界深度内にある左上のホースは
端の位置にありながらも結構解像している。
ふむ・・・思ったよりも立体感が出て写ってるなというのが正直なところ。
◆3
階段がなんとなく気になったので一枚。
あと、壁の宣伝のビラが何故か宙に浮かんでいたので(笑)
階段の立体感は思った以上に表現できてて、
アウトフォーカスになっていくと綺麗にボケて行ってる印象。
とはいっても絞ってたので、ほぼほぼ解像していて、
ふんわりとした雰囲気を写真を手前の方に
添付してくれた感じかな。
◆4
ただただそこにある景色を切りとってみたかった。
F5.6での風景写真。
手前の濃い被写体の立体感と、奥の方のビルの結像はしているけど半ば薄くかすんだ感じ。
ある程度思った感じで映ってるかな。
手前の立体感と奥の喪失感のような感じ。
◆5
この葉っぱ、好きなんです(笑)
ココを通ると必ず撮影してますね。
開放で目線を引きたい葉っぱにピントが来て、後ろが明るく飛んでるので、
見せたいところに視線は行きやすいかな。
葉っぱのそこにある感じはとても出ていると思う。
葉脈まできちんと解像感高く写ってますし。
◆6
定点観測(笑)
ココはよく写してしまいます。
椅子とクッションの立体感がとても目を引きますね。
後ろのボケも目立つ主張は玉ボケが多少あるぐらいで
情景を説明する背景としては綺麗な感じでボケてるかな。
◆7
前ボケはホントにキレイにボケてますね。
被写体のサボテンは怖いぐらいに写ってる・・・
拡大していったら、何故か気持ち悪いぐらいだった(笑)
アウトフォーカス部がふんわりとぼけてて自然な感じですかね。
◆8
開放かつ最短に近い所でのピントの切れはどんなものだろうかと思って撮影した1枚。
ピント合った部分は解像感高し。
背景は説明としてなんとなく想像できる感じでボケてる。
◆9
とりあえず、ツッコミどころがあったので撮影。
!なんでやねん!
開放時でも解像感はあるのがやっぱり良いと思う。
四隅の周辺減光がより、真ん中へ視線を誘導している気がする。
◆10
らいおんさんだー!!わーい!!(語彙力ゼロ)
F5.6での撮影だったと思う。
目やほほのあたり、拡大してみてみると、半端ない。
ああ、こういう点が良いのかもしれないですね。
◆11
こちらのF5.6で撮影。
なんといえばいいかな、被写界深度内の解像感は流石。
左上のすみっコをつついてみますと・・・
おお、明確に解像度が下がるアウトフォーカス部がありますが、
左上の端の端ですやん!!
F5.6だと、かなり写るというか、問題と思う点を見つけるのが難しい。
説明したい被写体はちゃんと写るし、
墨の隅までつつかないとアウトフォーカスも気が付きにくい。
F5.6はフィルムでの常用するところだとおもうので、
結果には満足しますわねぇ。
◆12
こちらもF5.6だったはず。
見た感じ全部うつっとりますな、うん。
隅をつつくのが写真ではないとは思いますが、
これ、電線の大概のポイント見ても
不足だと感じない解像感あるので、もう満足(笑)
◆13
開放にて。
葉っぱなどの連続した被写体がどのように写るか確認。
結論は、写るところは写る。ボケるところは
明るさによって玉ボケになるか、ボケるかになる・・・ってところかな。
◆14
開放かF2.8あたりにて・・・
ああ、十分ですやん。
私には、これで十分ですわ・・・。
◆15
おー、カメラの解像度の勝利的な何か(笑)
雲は映ってるのか判断迷いますが、全体的にみていい感じ。
拡大すると、のっぺり感は多少あるけどねぇ。
◆16
定点観測(笑)
なんて言ったらいいのか、良い・・・
◆17
まーるいランプが目立ってたので撮影。
なんだろねー、不思議な立体感。
絵のような、絵でないような感じ?
◆18
ガラスに映った雲が印象的だったので。
そして、空には雲がないwww
もうね、絞ったら写るのはよーくわかった。
ホント良く分かったんだけど、それだけが魅力ではない気もしてる。
なんなんだろ、この気持ち。
◆19
F5.6に絞ってると思う。
暖簾の布の質感、怖いぐらいに出てるなぁ。
コレが・・・魅力の一つではある。
◆20
F5.6かな、確か。
手前の針のような葉っぱはすべて結像してますね。
満足です。
◆21
戻ってきました提灯の所(笑)
明かりがついて、これまた違った印象。
でもまぁ、解像度ごちそうさまですって感じですわ。
◆22
ああ、そうそう、見た目こんな感じ+絵的な成分という感じかな。
うーん。35mmでの表現って難しい。
<良いと言われている理由の仮説>
8枚玉いわれるズミクロンとは、こんな感じのレンズでしょうか?
<メリット>
・オーバークオリティ(と言われるほどの物としてのカッコよさ、製品の品質の良さ)
・解放から被写体に対しての解像度が抜群に優れたレンズ
ただし、ふんわりとしたではなく、きっちり結像
・絞れば、破綻なく結像。すみっこもかなり結像する
・感覚的な物ですが、ツァイスのコントラストが高いメリハリの利いた写真ではなく、
絵画的な柔らかい雰囲気を持った写真が撮れることが多い
・50年以上前のレンズなのに、良く写る(ココが重要なんだと思う)
<デメリット>
・人によっては無限遠ロックが使いにくいと思う事があるかもしれない。
(だが、そこが良い)
・高い。今の価格70万円~80万円だと、ホント意味あるのかが謎。
・外見が傷が多い個体、コーティングがダメになっている個体、
掃除でガラスにキズがある個体が多く、
更に意味もなく磨かれてコーティングやり直したピカピカ個体もある。
⇒コーティングやり直すと解像度下がる。下手すりゃ中心以外ピントが来ない。
なのに高いorz
<不明点>
カラーでの利用時の判定
色再現度
フレアなどの表現
そもそもカラーに向いているのか
私の持ってるのは1966年出荷の物だから、後期の方だね。
アンバー系のコーティングかな。
前期系のブルーのコーティングだとまた違うかもしれませんね。
さて、ある程度は仮説は立ててみたけど、どうなんだろ。
もう少し考えてみますかね。
皆さんは、8枚玉は何が良いと思われますか?