REDLINE -ライカ購入は越えてはいけない線ですか?-

カメラが趣味なのでそのことについていろいろと・・・

ライカのオールドレンズを振り返る@2020 その3

お題「#買って良かった2020

 

此方の続きになります。

  

garp3.hatenablog.com

 

◆ Summicron 35mm f/2 第2世代6枚玉 ツノ付きタイプ ◆

このレンズは、1月に手に入れたものです。

 

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Summicron 35mm f/2 (6枚玉)

ズミクロンの35mmは、8枚玉の第1世代が伝説となっており、
その次に使い勝手からボケモンスターな7枚玉が人気が出ている状態なので、
この6枚玉ズミクロンは、比較的人気の無いレンズという事になります。

 

実用35㎜レンズとしては、おススメされるレンズの1つである事と、
とあるお店の常連さんから、「6枚玉は良いゾ!」と布教を受けておりましたので、
良いものがあれば即買いの体勢でお待ちしておりましたところ、
非常に綺麗な物を見つけたのでGetいたしました。

 

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Summicron 35mm f/2 (6枚玉)

おススメとしては、やはり前期の方となるので、このツノ付きが良いわけですが、
使い勝手としては、ツノ無しもございますので、個人の利用スタイルと目的に合わせてというレンズになりますね。

私は初期に近いロットが欲しいなと考えてたので、ツノ付きを選びました。


女性を撮影すると髪の質感がすごいって聞いてますが、機会がないので、ヘビロテはできてません。

でも、最近風景を撮影した中で、ハッとする立体感を描いてくれたレンズではあるので、お気に入りに昇格したレンズです。

 

外見がとてもキレイな状態のレンズなので、持ってて満足感が高いレンズの1つですね。

「6枚玉は良いゾ!」

 

◆ Summaron 3.5cm f/3.5 M3用眼鏡なしタイプ ◆

サンハンズマロンと呼ばれるズマロンの中でもM型かつ、50㎜の枠が出るM3専用タイプです。
このレンズは12月中頃に手に入れました。

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Summaron 3.5cm f/3.5

実用上としては、ファインダーの枠が50㎜がでるので、M3をボディとして外付けファインダー利用するのが一番ではありますが、まぁ、適当に枠考えて撮影するのが手っ取り早いかもですね。
M10-Pはデジタルなので、すぐに結果見れますし。

 

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Summaron 3.5cm f/3.5

なお、このレンズは、中が曇る事が多いレンズの1つであり、きれいな物を探す旅が結構あるらしいです。


今回は、前のオーナーさんに店頭で直接聞くことができたのですが、購入後使っておられて特に問題が起きていない事を確認できているので、恐らく曇る事はないと思ってます。

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Summaron 3.5cm f/3.5

何処にでも持っていける小さいサイズかつ、安定した描写が魅力のレンズですが、
M3が出た当時の物でもある事から、メッキの質感などの外見でもいい感じのレンズとなります。

 

「サンハンズマロンは良いゾ!!」


<番外レンズ>
◆ Summilux-M 50mm f/1.4 第3世代 (2000年リミテッド ブラックペイント) ◆

 

うーん、このレンズ、オールドレンズ扱いでいいのかな?と悩んで、番外という扱いで1番最後にしました。

10月ごろに偶然カメラ屋さんで見かけて前々から探していたタイプなので
急いでGetしたレンズとなります。

 

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Summilux-M 50mm f/1.4 第3世代

ズミルックス 50mmの第3世代ブラックペイントです。

2000年にM6のミレニアム版を購入した人が、同じシリアル下4桁のレンズを購入できたレンズとなります。

 

カメラとセットでないと意味がないとおっしゃる方は多いかもですが・・・

私にとってはこの形に意味があるのです。

50㎜ズミルックスはいくつか買ってますが、細かい事は置いておきましょう。

 

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Summilux-M 50mm f/1.4 第3世代

なんといっても、フード引き出せて使えるのは便利な構造だと思います。
私が持ってる他のズミルックスは専用のフードを後付けせねばなりませんので。

 

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Summilux-M 50mm f/1.4 第3世代

ブラックペイントの質感もよく、波型ローレットもかっこいい。
ブラックペイント道に目覚めそうになってます(笑)

 

因みに同時に35mmのズミクロン(こちらもミレニアム注文の限定版)も同じ店にあり、SNの下4桁も同じものが置いてありましたが、スルーしました。
箱もなく、付属品のキャップなどが限定品じゃなくて汎用品に入れ替えられてたので
買う意義を見出せませんでした。

 


<2020年のライカのオールドレンズを振り返ってみて・・・>


今年は、ライカのオールドレンズがより高くなってしまった年でした。
それも短期に異常なほどに値上がりした感があるなって思ってます。

 

その上、きれいなレンズをお目にかかる事が非常にまれになってきているとも感じているので、総合的に考えると良いものが無くなってきており、普通のクラスの物が高くなっているのかもしれないです。

 

中古品なので、状態様々、一期一会、供給不安定な面が多分にあり、
来年同じクラスのキレイなレンズが出てきたとしても、価格が大きく違う事でしょう。

  

そんな状況の中で、色々と購入している現状は、率直に言って、買いすぎという感もありますが、よく集めたと自分を褒めたいとも思います。

パッと見て10本のライカオールドレンズが降ってわいた2020年。

ああ、もう終わってしまうのか、2020年。

まだまだレンズを買い足りないですぞ!!

もう年末なのでお店開いていないのが残念ですね!

 

では、最後に今年購入のレンズでランキング付けてみましょうか。

 

★満足感ランキング★

 1位 Summarex 8.5cm f/1.5

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Summarexは、ず~っとお店の人に相談してたので、手に入れられた事がひたすらにうれしいです。

持ち出すときに専用のレザーケースに入れないとフードを痛めてしまいそうなのが難点ですが、そんな細かいことを置いておいて使いこなしたいレンズですね。

 2位 Hektor 73mm f/1.9 Black / Nickel鏡胴

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Hektor 73mmは、格好が良いブラックニッケル鏡胴の物が手に入れられてほんとにうれしいです。

ピントが怪しい個体も多い中、きちんと距離計連動してくれました。

きちんと整備された程度の良いヘクトールは最高ですね!

 3位 Tele-Elmarit 90mm f/2.8 白鏡胴

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クモリの無いこの個体に出会えたことに感謝します。

外見が良くてもレンズが・・・という物が多かったので、ホント運がよかったとしか言いようがありませんね。

もちろん、多少のクモリは撮影に影響ないかもですが、長年持っているとなるとクモリが進行してしまう可能性もあるので、最初から一番いい物を手に入れたほうが無難だと思っています。

 

ようやく満足できる状態の物が見つかったレンズばかりなので、満足感がとても高いです。

 

★実用ランキング★


 1位 Summicron 35mm f/2 第2世代6枚玉

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Summicron6枚玉は、出てきた絵の立体感に感心させられたレンズなので、これからもっと出番が増えていくことになると思います。

 2位 Tele-Elmarit 90mm f/2.8 白鏡胴

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Tele-Elmaritは、同世代のズミルックスとの最高の相棒なので、これからも末永く活躍してくれる名わき役になると感じています。

 3位 Hector 125mm f/2.5

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ヘクトール125mmは、筋トレ用レンズとして最高の働きを・・・うん、写りもいいしね(笑)

 

<2021年へ向けての抱負>

イカフィルムカメラを始めます。

もう、準備は万端というところです。

フィルムカメラは初めてなので、いろんなフィルム試したりしていきたいですね。

1月に36枚撮りを1本以上使うようになるのが当面の目標ですかね。

 

もちろん、欲しいレンズはまだまだありますので、色々と新しい出会いがあればと期待します!

 

それでは、皆様、よい年越しをお迎え下さい。

                      2020年末日