欲しいレンズだらけだよ! 新しいライカのオールドレンズと出会った日。(その1) 2019/10/某日
年末の大掃除。
皆さん進んでいますか?
私は、年末にかけてお財布の中身をごっそり掃除してしましましたね(笑)
もう、ほんと、笑うしかないです!!
では、その一端を・・・
ええ、何がヤバいかわかる方は、ライカの病気に罹患されてますね。
さて、話を戻しますと、新しいオールドレンズと出会った日という事です。
人との(お店の方との)縁といいましょうか、
訪れたタイミングといいましょうか、
何とも適切な言葉が見つかりにくい現象ですが、
確かに出会おうと頑張ると出会いがあります。
いつも予想外の形で・・・。
それがいい出会いなのか、悪い出会いなのかは、人それぞれ。
レンズの状態もまちまちですし、お財布事情もまちまちです。
このレンズのシリアルだと製造年・製造国が・・・とか、
あのコーティングの色や剥がれがないよね?・・・とか、
それぞれにこだわるポイントも違いますね。
私、中古レンズ初心者なので、見逃しが多いのでお店の方に教わってばかりです。
欲しいと考えているレンズはいろいろありますし、
えらい方の書いた本を読んで勉強して罹患した病気の深度をより深くすると、
新しい【欲しいという気持ち】が生まれてきますよね。
多分、物欲といっていいものですが、ライカの場合は
とてもシンプルな問題が付きまといます。
【 イイ玉が中々見つからない! 】
【 イイ玉は単価がとても高い! 】
ほんと、大口径のレンズや、人気のレンズ、見つかりません!!
そして、ある程度の欲しいレンズの価格感と目標金額が定まってくると・・・
【あ、これ程度いいし相場から考えると安いですね・・・買わないと・・・】
中古のレンズは一期一会・・・
一度逃すと同じ程度の物が見つからないことが多数・・・
もうこうなってしまっては、歯止めがききませんね(笑)
どうしても欲しいと思ったレンズの代表格が、
Summilux 50mm f/1.4の初期の方のモデルです。
一部の方が言われるように、貴婦人といったほうが通りがいいのかな?
波型ローレットの美しさ・・・これに惹かれました。
私は、50mmの画角が好きなんです。
35mmは逆に苦手感があります。
なので、買いたいレンズとして、気になってました。
Mマウントのボディなので、もちろんMマウントで欲しかったのです。
(Lマウントはレアで、より高いのでMがいいのです)
現行のライカが出しているレンズは、どれもよく写ります。
隅まで破綻なく・・・そう、問題がなさすぎるレンズ群ばかりです。
もちろんソコに問題がないからこそ楽しく撮影できるわけですが、
使っていると、オールドレンズも気になってきます。
普通のカメラメーカーだと、古いレンズは使いにくいわけですが、
ライカの場合、オールドレンズのMマウントはそのまま使えてしまいますし、
L39のスクリューマウントも変換リング付ければ距離計連動できてしまいます。
そのままポンとつけて何も問題なくフルスペックで楽しめるわけです。
気になったら一直線・・・と行きたかったんですが、
流石に現行のSummilux 50mm f1.4 asph.を持っているので、
同じ焦点距離を増やしても困るかなと思って
Elmarit-M 135mm f/2.8に手を出してしまったのが転換点ですね。
写りがとても上品かつ、楽しいものでしたので!!
そこから、足を棒にしてイロイロなお店でオールドレンズを探す旅が始まりました。
色々と欲しい物をリストアップしつつ、
同じレンズでも製造年によって一部が違う箇所があるから確認しようとか、
このレンズを探す場合にはこういう付属品もあるか確認しようとか、
クモったり、錆びたり、カビたりしていないか状態確認して一喜一憂。
色々考えて探しますが、ほんと見つかりません(笑)
半年ほど、いろいろなお店に顔を出して探してましたが、
Elmarit-M 135mm f/2.8もモデル違いがあるので色々と探しており
購入していたのが良かったのかもしれません。
お店の方も、今、エルマリート135㎜を探す人が珍しいのか、
顔を覚えていただけましたし、
探してる物の相談にものっていただけるようになりました。
結果的に、Elmarit-M 135mm f/2.8は、今年、3本買いました。
仕様違いがある事が災い(?)して、また、程度の良しあしもありましたので、
数本欲しくなってしまったのですよね(笑)
さらに1本は、状態が良くなかったので再コーティングを依頼してます。
都合、4本目を買う予定です。
(再コーティング時間かかるので、入手できるのは来年ですね・・・)
かなり、ライカの病気が進行しましたね(ニッコリ)
そんなこんながあるおかげで、災い転じて福となすといいますか、
Elmaritを買ったとあるお店の方から、買い取りしたばかりのとてもきれいな
Summilux 50mm f1.4があるとの情報をいただきました。
以前からいつかは欲しいです~って言ってたんですよ!!
お店の方も、お客さんから買い取った後にすぐに私が訪れたので、
良いタイミングだね!!と笑顔で迎えてくれました。
買い取りしたばかりでメンテナンスが必要だけど、かなりの上物との事。
ワクワクしながら実物も拝見させていただいて、購入することを決意しました。
デジタルのM10-Pで使うので、性能的に適切と考えていた
第2世代前期の(つまり空気レンズ入ってるバージョン)欲しかったものが
いきなり目の前に飛び出てきたわけです。
極上のコンディションの物が・・・。
(今、これぐらい外見がきれいなものはなかなか見つかりません。
オリジナルのコーティングも問題ないものとなると・・・ほとんど出てこないです)
常連さんでないと、こういう出物の良品は出していただけないんでしょうが、
やはり、使う目的で探してるってのがよく伝わっていたのか、
この人なら売ってもイイだろうと思っていただけたんでしょうね。
嬉しいです!
お財布を軽くしながらも、一番欲しいモデルは買う事が出来ました。
結構な金額をお支払いしましたが、満足感しかありません。
さて、ここで満足できていて1年ぐらいしてから
次のレンズを新しく探しだしたらよかったのでしょうが、
色々と他のレンズも気になってきます。
イイ物は、訪日された海外の方も狙っておられるので、早い者勝ちの争奪戦です。
35㎜は、Summiluxの1stは高くて手が出ないので、2ndのツノ付きのモデルがいいの?とか、
Summicronは、伝説の8枚玉は流石に手が出ないだろうから、6枚玉がおもしろいよね?とか、
50㎜のSummiluxが手に入ったのなら、更に年代さかのぼってSummaritのMマウントは
手に入れることができないか?とか夢が止まらなくなりました。
まぁ、そんな簡単に手に入るものばかりではないでしょうし、
簡単に思う物も見つからないでしょう・・・
当分は一番手ごろかつ、Mマウントとしてさかのぼれる限界となる、
Summarit f= 5cm 1:1.5でも探してみようと考えていたんですが・・・
思うように見つからないのがライカの大口径レンズというところですよねぇ。
でも、諦めずに探してみました・・・その結果がこんな事になるだなんて・・・
オールドレンズとの出会いの続きは明日にでも・・・