Voigtlanderにも差し迫るMマウントレンズ生産中止の波
ライカM10-Pが届き、早3か月ぐらいたちました。
中々撮影に行けてなかったので、ブログも更新できてませんでしたが、
最近イロイロと撮影したのでそれについて書こうと思いました・・・
がしかし、やはりGetしたレンズの事のほうが書きたくなってしまいます(笑)
さて、Voigtlanderといえば、国内でレンズ生産しているメーカーさんですが、
色んなレンズの生産をされておられます。
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigtlander/vm-mount/index.html
その中でもライカMマウントの互換レンズとしての規格が、
「VMマウント」として生産されているわけですが、
本家ライカとの大きな違いは、やはり価格に目が行くと思います。
ええ、大きく価格が違うのですよ。
高いレンズでも定価15万円もしないです。
安いレンズだと、市販価格で5万円以下で買えちゃうレンズもあります。
Mマウントのレンズがですよ!!
ライカだったら、最低25万円以上からのお布施となります。
比較的安いのがメリットといっても、レンズの性能は悪くないんです。
味があるモデルから、ロマンあるモデルまで色々な焦点距離と
レンズ構成が用意された、夢のようなメーカーさんです。
最近超広角のVoigtlanderレンズが欲しいなーと考えていましたが、
10㎜、12㎜、15㎜のうち、距離計連動するのは12㎜、15㎜である事と、
フィルターが付けることができるのは15㎜だけという点があり、
色々と迷っておりました。
がしかし、上記のレンズには手を出さず、
別のレンズをGetすることとなりました。
それは何故か?!
ライカとしての通常の焦点距離ではないものをGetしようとしていましたが、
つい最近、生産完了となったレンズがある事に気が付いたというのが
一番大きいですかね。
よくレンズの情報をウォッチされてる方なら、
NOKTON Classic 35mm F1.4のSC(シングルコート)と
MC(マルチコート)が生産終了になったからどっちか
買ったんでは?って思われると思います。
某カメラ屋さんも大きくメールマガジンで生産終了して
最終在庫入荷!!ってうたってましたが、それじゃないんです。
だって、NOKTON Classic 35mm F1.4は2ndモデル出ますもの。
焦って購入する必要は無いのです。
現に、とあるカメラ屋さんに行くと、ホントかどうかは置いといて、
未発表の2ndモデルの噂を聞きます。
現行の人気ある標準の焦点距離で味のあるモデルを捨てるわけないですよねー。
売れ筋ですもの。
SCなんて、初回限定生産だったと思ったんですが、
結局のところは、再生産してますしねぇ。
SLR(SLⅡN)モデルでも、もう生産しませんって言ってからの
人気モデル(40mmと58mm)の2ndモデル出ましたものねぇ。
ただし、人気の無いモデル(20mmと28mm)は、2ndはこなかった。。。
というわけで、次が望めないモデルなら、
優先して買っておく意味はあると考えたわけです。
実際、標準ではない望遠系も欲しかったことから、コレGetしてしまいました。
生産終了になったのは最近なので、店頭在庫はまだまだあるようですし、
メーカー在庫も聞く限りはあるようですが、そう多くはないでしょう。
実際に、普通のカメラ屋さんでVMマウント常備しているところがあるとしても
75㎜なんて焦点距離、たくさん在庫しているとは思えません。
何故かといわれますと、ライカのMマウントをご利用の方なら
痛いほどわかっていただけると思うのですが、
距離計連動しているとはいえ、50㎜以上の焦点距離のレンズは
ピント合わせるのがかなり難しいので使いにくいのですよね。
使いにくい=お店も在庫が売れない というリスクが高いので
沢山仕入れて在庫しているとは中々考えにくいのですよ。
そして、Voigtlanderのレンズって、生産ラインを組み替えて作っているので、
いつでも手に入るわけではないんです。
売り切れたら生産待ちがあるので、買える時に買っておかないと
いざほしい時に無いってレンズなんですよね。
生産完了品ともなると、後で値上がりしてしまうこともあるのですが、
まぁ、それは中古との兼ね合いもありますから、色々あります。
総じて後継が出ないと、急に値段上がりしますね。
上記のように考えたので、私個人としてはGetする為の理由立てから
今買う為の理由まで優先順位を一番にするに値すると判断しました。
さっそく新品で購入させていただきました。
(中古はできるだけ手を出さない主義なので。。。)
早速届いたレンズを開けていきますかねぇ。
今まで数回Voigtlanderのレンズ購入しましたが、シンプル梱包 is ベストって感じです。
これで必要十分なのですよねぇ、顧客側としても。
某ブランドはレンズフードが必ず別売って物もありますが、
Voigtlanderのこのレンズには付属しているのでありがたやー。
(ほかのラインナップでは付属してないモデルもあります)
因みに、このレンズの場合、フードをアフターパーツとして買う為には、
Voigtlanderに連絡して、商品コードを聞かないといけません。
だって、別売のコードが設定されていないようだもの。
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigtlander/vm-mount/vm-75mm/index.html
予備の備品も最初に手に入れておくというのが
個人的な収集ポリシーとしておりますので、
すでにフードの予備は注文はかけてるところです。
(手に入るかは少し怪しいですが・・・)
レンズの外観として目立つのはローレット加工ですね。
距離計は白のm表記と赤のフィート表示がされており、
古いライカのレンズみたいに見えますねぇ。
個人的には、ローレット加工の外観が最高って思ってますので、
このレンズは、最高にイカシテマスネ!!
うん、埃一つもついてない前玉は、日本人的感覚からしたら最高の一言!!
ライカのレンズは、ほら、100万円のレンズを新品で買っても、
前玉~後玉全部汚れてる可能性があって、中に埃が入っているのが
デフォルト仕様だから!!
写りには影響なかったら、別に良い主義だから仕方がない。
そこから比べると、ほんと天国な気分ですわ。
清掃のお願いをする必要ないですし。
埃がはいる前に、そして汚す前にフィルターつけてしまいます。
これで少なくとも傷対策だけは、バッチリなはずです。
前の名盤が見えにくくなる事がフィルターつけるデメリットですね。
専用フードもついてますが、ネジ、気になりますよね!
ネジを緩めると、接続するリング部分から、フード部分が外れます。
つまり・・・
Voigtlanderのフードって、ねじ込み式でパチンと止まるバヨネットタイプが
多いのですが、コレは普通のフィルターネジにねじ込むタイプのモデルです。
望遠レンズは全長が長いので、Mマウントレンズは小さいとはいえ、
やはり大きくなりがちです。
でも、フードが逆さ付けが可能なので、全長を短くして持ち出せるのは
ありがたいですね!!
フードを含めた総合的な外観も、クラシックレンズを使っているかのような
雰囲気を与えてくれますので、満足できる外観だと思います。
そう大きくは違わないので、一体感あっていい感じです。
やはり長いレンズなので、前のめりになります。
個人的には使うときはグリップあるケース使っているので、
重さなどは気になりません。
格好がつく。
一体感がある。
レンズの描写力以外の性能指標の一つかなと思ってます。
持ってると嬉しいレンズっていいですよね~。
レンジファインダーの宿命ですが、長いレンズ使うと、
一部見えない部分が出てきてしまいます。
そう大きくはないので、実用には大きく影響はないと判断しています。
ーーーー 総評 ----
現時点での総評としては以下の通りです。
所有する満足感:★★★☆☆
外観(カッコよさ)が個人的には評価に大きく寄与するポイントです。
流石にライカ純正のかっこいいレンズには負けますけどね(笑)
価格メリット :★★★★★
今の時点では満点評価です。
今後、サーボパーティ製の望遠系のレンズが手に入らないとなると、
今の安いうちに買っとくメリットはあるかと。。。
携帯性 :★★☆☆☆
重さは472g(公称値)なので、重めのレンズではありますが、
このレンズの外観なら許してしまいます。
フードも逆さ付けできるのがいいですね。
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50mmより拡大したい、もう少しと思ったら、
75mmか90mmのレンズを考えますが、
価格もお手頃で手に入るHELIAR classic 75mm F1.8 VMは、
良心的なレンズだと思います。
Mマウントで使えて新品で手に入るレンズのうち、
性能~品質まで信頼が置けるサードパーティーメーカーブランドは、
VoigtlanderとCarl Zeiss(ともに製造元は同じ)しかないと
現時点では考えてます。
その中で、価格にもメリットがあるVoigtlanderの望遠系が
生産終了となったいま、このレンズは購入価値があると思いますよ。
ライカのレンズが普通に価格面で困らずに買える人には、
流石にお勧めはできないですが(笑)
ま、2ndモデルとか、構成が違う新機種が出る可能性が0ではないですが、
今手元に75mmが無いのであれば、このレンズは手に取る価値はあると思ってます。