ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH. ブラック 降臨の巻
(いろいろ書いてますが、概要は開封の儀です。開封の儀要らないよって方は最後のまとめまで読み飛ばすのが吉!)
(撮影サンプルとしては、データは次の機会に!開封での写真多いので、次回更新にでも・・・)
さて、久しぶりの更新となります。
以前より待ち望んでいたライカ社の新製品の入手に成功しました。
(何気にこの輸送用外箱、レアよね・・・普通は手に入りませんが・・・)
- -◆- 入手に至るまでのアレヤコレヤ -◆-
- ~~ Get 1st Lot ~~
- -◆- レンズ開梱の儀 -◆-
- -◆- レンズ外観 -◆-
- -◆◆- 所有する現行50㎜レンズとの比較 -◆◆-
- -◆◆- 所有するM型ボディとの相性 -◆◆-
- -◆◆◆- まとめ -◆◆◆-
-◆- 入手に至るまでのアレヤコレヤ -◆-
-2020/08頃-
<世間のトピックス>
海外のサイトライカの噂で「ノクチ復刻!!」との話題掲載
(ほとんどの人がほんとに?という状況)
<私の反応>
ライカストアに通いつめて、出たら買うよ~買うよ~と事あるごとに言う
(←ココ大事)
-2020/09~2020/12-
<世間のトピックス>
限定で本数が・・・シルバーが限定で100本
ブラックも1800本との怪しい噂が飛び交う
<私の反応>
ライカストアに通いつめて、出たら買うよ~買うよ~と事あるごとに言う
(←ココ凄く大事)
ちなみに、この時点では、限定を買うという夢も希望もあった!
-2021/01頃-
<世間のトピックス>
本当に発売されるそうな情報が出てきて、1月末には正式発表
<私の反応>
店員さんとともに、「噓やん!!」と突っ込みを入れる
いや、だって・・・ライカさんがユーザーが欲しいと
熱望するレンズ復刻するなんて、夢でも見てるかのようですやん。
-2021/02頃-
<世間のトピックス>
海外を含めて限定版のシルバーに対しての人気が急上昇
中華系の転売ヤーが投機目的でシルバー300万で買うとか言い出す
<私の反応>
ライカストアさんより、「恐らくシルバーは非常に厳しい」との連絡を受け、困る。
限定のシルバーモデルは、外箱等の仕様違いがあり、かなり欲しいなと思っておりましたが・・・。
元々シルバー無理だったらブラックでもいいからとの事で事前に申し入れはしていたので、予約継続。
-and NOW -
<私事トピック>
なぜかええ感じの金額のお支払いが発生する。
とても、いろいろ、たいへん。
<私の反応>
何このレンズおもろー!
手に入れて満足、ライカサイコー。
~~ Get 1st Lot ~~
なお、初回の入荷はとても少ないらしく、「まるでノクチ0.95の時のような感覚ですね」とは店員さんの弁。
ノクチ0.95の発売時の入手性は詳しく存じ上げてはいないのですが、手に入りにくいという事はよくわかりました(笑)
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-◆- レンズ開梱の儀 -◆-
コレが、世界の度肝を抜いた(かどうかは不明ですが)BOXの開け方だ~!
何故か四方に分割する外装。
そして現れるブラックBOX!!
まるで、ライカ現行のデジタルカメラを買った時のようなプレミアム感が満載ですね!!
(そこにいくらコストかけたのかな、ライカさん。ちょっとあちらでお話ししましょうか・・・)
通常のブラックモデルなので、中箱は黒なのです。
箱を引き抜いて開けていきますと・・・
おなじみの製品保証書やマニュアル、レンズとフードが出てきました。
さて、今まで入手した現行レンズであれば、日本語の解説ページもあったんですが、
今回は英語とドイツ語のみしかない模様。
初回だけの仕様だったりするのかな?
まぁ、説明書は見なくてもだいたいわかりますよね(苦笑)
レンズはプラスチックBOXに入っているので、レンズフードとレンズキャップが別でしまわれております。
(復刻版ではない)オリジナルのノクティルックスF1.2用のフードは
専用プラスチックBOX内にしまえなかったのかな?と少し気になるところですね。
どうせなら同じような収納で再現してほしいなと思ったので。
なお、復刻版フードでは仕様が変わり、シリーズフィルターを挟まなくなりました。
オリジナルとは兼用できないようなので、ある意味安心かな。
なお、パーツコードは12475ですが、現時点では手配はできない模様。
発売されたばっかりなので!
いつもライカの新品買ったときは、予備のフードとか備品は買い込むので、
後で手配しないといけませんねぇ。
また、4万とか5万とか言われそうだな・・・泣きそう。
懐へのダメージは大きいよ!
この、スリットの入った形のフードはカッコいいので好きです。
スリット間の金属部支柱も細いということは無く、ちょっとやそっとでは
曲がらないと思えそうなので、安心してガンガン使えますね!
※因みに曲がる事を心配しているのはズマレックスのフードになります。
スリット開口部が広く、スリット間の金属支柱の部分が細くて
曲がったりする事が多いんで、頑丈なフードは個人的に大歓迎です。
一緒に入ってたリアキャップですが、何気に新型の黒色ですね。
いや・・・この形状は・・・
完全に一致!!
復刻版タンバールのリアキャップと同じ形状です。
そう、同じ形状・・・なのですが、コレ見た目では分からない相違点があります。
重量がね・・・倍ぐらい違うんですよ。
シルバーの方は真鍮製なのか、かなりずっしりしたキャップなんですよね。
そのずっしり感がタンバールとマッチしており、満足感を押し上げてくれてます。
単品で手配しても軽く1万円超えるお品ですので、傷つけたくない、失くせないという
プライスレスなおまけつき!!
一方、ブラックのリアキャップは比較的すると軽いです。
アルミ合金なのかな。
復刻版シルバーの限定版は鏡胴も真鍮との事でプレミアムな仕様だったので、
同等にキャップも真鍮製の仕様になっているのかもしれません。
まぁ、現物見たことが無いので、実際のところは不明ですが(笑)
このリアキャップも予備買っとかないと失くしそうなので、困りますね。
いくらになるかはわかりませんが、お値段がソコソコしそうなので、懐に厳しいキャップですね。
このタイプのプラスチックケースは、古いレンズで付属していた物を見たことはあるのです。
今の世代にはない付属品なので、欲しいなと思わせてくれましたね。
上の方にレンズが暴れないように緩衝材入ってます。
万が一、外れそうになっても保護してくれる・・・はず?
このレンズ、大口径だけど、小さいなというのがミソですね。
オリジナルのノクティルックスF1.2は大口径でも小さいという事で、
ズミルックス50mmF1.4のようだという感想を聞いたこともあるのが納得できました。
因みにこの、レンズマウントケースですが、裏緬にはちゃんとLeicaのロゴも入ってます。
でも、なんと言うか、このプラスチックのケース、すごく安そうで割れそうな感じです。
レンズ的な限定の価値は置いておいて、ケース単体で言うと通常版で十分だったなとあらためて思いました。
-◆- レンズ外観 -◆-
付属のリアキャップを装着した佇まいは、美しいの一言です。
波型のローレットがとてもイカしたナイスガイです。
フードがレンズと同じぐらいの大きさがあるという事が笑えてきますね。
大口径レンズであるという事がよくわかります。
レンズのフロントキャップはおそらくこのレンズ専用です。
裏が少し湾曲してレンズに沿う形になっており、柔らかい素材が張り付けられており
レンズ側が傷がつかないようになってます。
復刻盤はレンズにフィルターが取付できるのが大きな改善点となります。
新品買ったら、即、フィルター取り付けましょう!!
E49という、他にあまり採用されていない径です。
純正品を付けるのが一番いいと思います。
運よく(?) LEICA CAMERA WETZLAR の刻印が上から見える位置に止まってくれましたね。
フィルター取り付けると、前キャップがかなり浮いた状態になってしまうのが難点です。
ホントすぐに、ポロっと外れてしまい、とてもストレスです。
なぜ、フィルターつける前提でキャップ作ってくれていないのでしょうか、ライカさん!!
せっかく復刻するんだから、フロントキャップも問題なく使えるようにしておいてくださいよ!!
今更どうにもならないので、別の適切な社外品キャップ探すしかないですね。
あと、フードについても、仕様に問題アリです。
ほら、逆さ付けができそうでしょ?
フィルターにも干渉しないでつけれるんですよ。
ただし、フードをレンズにひっかける爪が片側にしかついていないので固定ができません。
逆さ付けができないなんて、困りますね。
ココは改善してほしいところです。(今更どうにもならんけど~)
フード取り付けたお姿はかっこいいので、
復刻版の仕様が逆さ付けもできる便利性を採用しておらず、とても惜しいですね!!
絞りは何枚あるの?!というぐらいたくさん入ってます。
復刻版のタンバールでも同じでしたが、おそらくこの絞り枚数は作って入れるのが難しいという点は置いておき、
画質に直結する部分は妥協なく復刻されているようで安心です。
-◆◆- 所有する現行50㎜レンズとの比較 -◆◆-
私は、ライカのレンズに惹かれて、およそ2年前にライカデジタルの世界に飛び込みました。
最初に買った現行のレンズは、ズミルックスM 50mm F1.4 ASPH.です。
50mmの焦点距離が好きだなと思っており、
ライカの他の50㎜レンズが気になってしまう事は
よくある流れだと思います。
フラッグシップって普通は1つでしょう?
私の場合、始めたばかりの時はズミルックス、アポズミクロン、ノクティルックス(F0.95)という3つの方向性がありました。
・ズミルックス : 繊細、線の細い描写
・アポズミクロン : 開放からカリカリ、現代的な優等生、ある意味没個性
・ノクティルックス(F0.95) : ボケマスター、薄いピントで世界を切り撮る
どれも個人的にはフラッグシップ!!
お値段もそれ相応にするのでどれを買うかという点ではじめは迷われると思います。
(※今ではズミルックスF1.4、アポズミクロンF2、ノクティルックスF0.95、復刻ノクティルックスF1.2という4つの方向性です)
そして、どれを購入したとしても他のレンズが気になります。
使い勝手の良いズミルックスを購入したら、アポズミクロンが気になり、ノクティルックスも購入したくなる。
この流れは、現行のライカレンズ道としては必然と思います。
人によって、レンズを下取りに出して入れ替えたりされるようですが、
せっかく買うのです、ずっと使うつもりで一番満足感が高いものを買いたいじゃありませんか。
私は、その満足感を外見の形状に求めました。
ズミルックスM 50mm F1.4 ASPH.には、国内では貴婦人と呼ばれる
ズミルックス50mmの外見が採用となったタイプがあったのです。
本来は500本限定のモデルなのですが、何故か今でも生産され、新品で入手する事が出来ております。
(最近では、ポルトガル産もでてきてますよね・・・500本限定とはいったい何なのだろうか・・・)
波型のローレットの形状にとても惹かれたというのが起因し、
今後購入するレンズは、波型のローレットがある事を必須条件にしたいぐらいです。
ただし、現行レンズは基本的に、外見の形状は80年代以降から
導入された合理的なタイプを踏襲しており、
波型のローレット採用はごく少数の限定版に限られます。
残念な事に。
だからこそ、今回の復刻レンズは、波型のローレットが再現されており、とてもうれしいのです。
つまりは・・・こうなる事は必然であった・・・という事ですよ。
左から、アポズミクロンF2限定版、ズミルックスF1.4、ノクチF1.2復刻版です。
レンズは写真を撮影して意味がある物ですが、外見が美しいレンズは、
所有する欲も一緒に満たしてくれます。
アポズミクロンも波型のローレットの限定版を無理して購入しました。
今では(基本的に)終売となっており、あの時かなり無理して買ってよかったと思ってます。
でも、ズミルックス、アポズミクロン・・・と波型のローレット形状のレンズをで手に入れてきたのであれば、次に手にする50mmレンズも外観が波型のローレット採用品
とする事は必須としたいと思ってしまうのは当然の流れですね。
もし、現行品でノクティルックスを買う時は、波型のローレットモデルが手に入ればなと思ってたんですよ。
残念ながら、現行品であるノクティルックスのF0.95は、基本的には波型のローレットがありません。
無いというわけではないのですが、もう手に入りません。
あれも、あの時無理しておけば・・・いや、ないものねだりはいけませんね。
ノクティルックスのF0.95と復刻版のF1.2は写りはもちろん違います。
方向性が最新と最古のタイプ違いになりますから、そこは仕方がありません。
・ノクティルックスの名を冠する大口径レンズが欲しい
・オールドレンズとして、今では簡単に手が届かない価格であるオリジナルのノクティルックスF1.2が欲しい
この2つの思いが化学反応し、復刻版のノクティルックスを買う事という落としどころに行きつきました(苦笑)
オールドレンズが使いたい、でも数がなく手に入らない、とか、中古品の見極めが出来ないから新品で買いたいとか、
色々な思いを受け止めてくれるこの復刻版のノクティルックスは、デジタル時代のオールドレンズの写りが欲しいという要望に対する
ライカが公式に用意したジェネリックレンズと例えていいのかもしれません。
ライカ純正のジェネリックレンズ = 復刻シリーズ なのかもですね。
また、レンズのリセールバリューという意味で考えてみましょう。
一般的に、価値があると目されるのは以下の順番かと思います。
1.限定版(形状違い)のLHSAなどのエディション@ブラックペイント or シルバー
2.限定版(形状違い)
3.通常モデルの色違い(数量限定)
4.通常モデル
私は、あえて、ブラックペイントを追い求めず、ブラッククロームで統一しました。
1つはライカで撮影するのにレンズは目立つ必要がないという思いからです。
ボディもブラッククロームで統一したいという思いはありました。
リセールバリュー的に、一番価値あるものでそろえていった場合、
ブラックペイントとシルバー鏡胴とブラッククロームが
入り混じったラインナップになってたので、
統一感持って揃えられた事は、個人的には正解と考えてます。
リセールバリューはブラッククロームが一番価値は落ちるんですけどね(苦笑)
元々、売るつもりないので、使ってて一番目立たず撮影できる
ブラッククロームが最高です。
ブラッククロームのボディとのマッチングも最高ですしね!!
3本並べてみてみますと・・・高さはほぼ同じに見えますが、キャップの高さが違うので揃えてみましょう。
鏡胴が一番短いのは、アポズミクロンF2です。
レンズフィルターを取り付けたうえで一番短いですね。
一番F値が暗いレンズなので当たり前といえば当たり前ですが、
実物で比較しないと微妙な差異はわかりにくいものです。
2番目に鏡胴が短いのは、実は復刻版のノクティルックスです。
フィルター含めると、少し背が高いのですが、
ズミルックスよりも鏡胴自体少しだけ短いのです。
ズミルックスは公式にフード利用時に使えるフィルターが現行品が存在しないという、
「ライカさん何考えてるの」と突っ込みを入れまくる案件ですが、
社外品の薄いのつけてますので、フィルターの厚さはほぼ無いのです。
こうして横から見ると、やはりズミルックスと同じようなサイズという表現がしっくりきますね。
何気に面白いのが、ローレットの太さがバラバラである事ですね。
ズミルックスが一番太く、アポズミクロンが中間、復刻版のノクティルックスが一番リング幅が小さいですね。
デザイナーさんはこのあたりを考えてないのか聞いてみたいな~。
上から見ますと・・・復刻版のノクティルックスが鏡胴の太さが一番大きいのがよくわかります。
アポズミクロンとズミルックスは50歩100歩というレベルであるのに対し、明らかに大きいですね。
その分、光を取り込んでくれそうで期待が持てます!!
レンズフードの比較です。
サイズ的に大口径になるほど、フードのサイズ、厚さも増しています。
アポズミクロンのフードなんてあってないようなものですね(笑)
アポクロマート補正しているから、逆行や遮光に強いといえるからかもしれませんね。
携行性は最強、写る絵はカリカリかつスッとなだらかにボケていく。
でも、ある意味無個性ととらえかねられないかな、アポズミさん。
色んな方向性というか引き出しがあるライカのレンズは面白いね!
アポズミクロン、ズミルックスのフード逆さ付け時キャップと、復刻版のノクティルックスのフロントキャップです。
フィルター径は違いますが、フード逆さ付け時のキャップはアポズミクロン=ズミルックスとなっており、
一番口径の大きい復刻版のノクティルックスが一番サイズ的には大きいです。
あなたなら、どれを使いたいですか?
私は、全て満遍なく楽しみたいです(苦笑)
なお、鏡胴はブラックではありますが、
復刻版のノクティルックスは少しだけ色味が違います。
一番新しいレンズだからというのもあるでしょうか、
材質の違いがあるのかもしれないですね。
復刻版のノクティルックスはアルミにブラックアルマイト、
他の2本は真鍮鏡胴モデルのブラッククロームだったはずなので。
持ち出すためのサイズ感は・・・フード逆さ付けが出来ない
復刻版のノクティルックスが一番嵩張りますね。
でも、材質の違いから、一番軽いレンズは復刻版のノクティルックスなのです・・・。
持ってみた時のずっしり感が全然違うのです。
一番鏡胴が太いのにね・・・。
なんと言うか、重量的には肩透かし感半端ないです(笑)
-◆◆- 所有するM型ボディとの相性 -◆◆-
3本の50mmレンズを比較としてボディにつけてみました。
復刻版のノクティルックスはレンズが比較的軽い事もあり、
大口径でありながら前にお辞儀する感覚が少ないのが良いですね。
前から見ると、やっぱり少しフードが大きいです。
その為、視界の一部が遮られます。
縦構図での撮影時にちょっぴり影響が大きいかなと個人的には感じています。
フードのスリットの位置があっていればまだましではあるのですけどね・・・。
ズミルックスと復刻版のノクティルックスは、ぱっと見てみますと
フードがちょっぴりサイズ感違うだけで、
大口径レンズである事に起因する被写体が感じる圧迫感は
それほどなさそうかもしれません。
まぁ、人撮る機会なんてないんですけどね!! orz
鏡胴の太さの違いもこの程度であれば、普通の人から見たら誤差の範囲で、
どのレンズ使ってるかなんてわからないはず・・・。
分からないよね??
どれも外見はかっこいいし、自慢のレンズと自信をもって言えます。
現行レンズとして、焦点距離50㎜は良い感じで整いました。
後はとっかえひっかえ使うだけですね(笑)
持ち出すのであれば、復刻レンズセットで持ち出した方が、描写的に面白いかなとは思います。
-◆◆◆- まとめ -◆◆◆-
復刻版のノクティルックスは、かっこいいです。
ですが、決してこの1本を持っていたらいいというレンズではありません。
それは、描写の特性が現代の隅々まで破綻なく、きれいに映るという方向性ではないためです。
世間一般的に、求めている方向性ではないでしょう?
でも、人は復刻版のノクティルックスを求めます。
何故でしょうか? (坊やだからさ)
それは、伝説のレンズと奉られているからです。
伝説のレンズという言葉に私も弱いです。
復刻されたら欲しいとなるのは、私が心が弱いから・・・というのもありますが、
個人的に写真に対するスタンス、方向性の基準をきちっと持ててないからなんでしょうね。
貴方が何故この写真を撮影したのか、貴方でないと撮影できないのか、
写りはキレイだが訴えたい主題があるのか等、考えないといけないことは無数にあるはずです。
使ってみて、このレンズがどう、あのレンズがどうと言えるほど評価する基準が
定まっていれば、このレンズが必要か、不要かすぐに出る答えなのでしょう。
撮影結果を確認して、コレが求めていた描写で、他のレンズだとできない物なんだって事があって初めて、このレンズがあってよかったとなるはずです。
でも、写真の基準、見るポイントなんて人それぞれ。
正しい、すごいって判断のポイントって何でしょうね。
良いとされる評価はいろいろあるでしょうが、今までの価値観と、
デジタルな世界で急速に移り変わる価値観は、時に相反する事でしょう。
どんな時でも相棒として、撮影の引き出しの1つになってくれるレンズが、この復刻版のノクティルックスであると良いですね。
私もこの撮影にこれが必要という選択ができるように、日々精進しないといけません。
ライカの50㎜レンズは、現行モデルを上記の通り3本、オールドレンズとしては確か7本程度は持ってるはずなので、引き出しだけは十分にあります。
使いこなす事、理由が明確にできる事、それが出来ない限り、
只のレンズ遊びで写真は撮影できていないと言われてしまっても、納得以外の言葉がないです。
うん、ホント納得したよ。
スッと心に染み入ったし、それ以外説明しようがないもの。
買ったら売らない事を大前提で買ってるので、それぞれに意味が見いだせないとそろそろつらいです、はい。
では、おそらく近日中に更新するとは思いますが、次の機会に、
復刻版のノクティルックスで撮影した写真をドカッと乗せてると思います。
描写については、そちらを見て、必要なレンズか考えてみてほしいです。
以上、長文ですが、お読みいただいておありがとうございました。
続きはこちら。。。
--- おまけ ---
ここは、garp3が見聞きした噂レベルのお話になります。
信じるもよし、信じないも・・・よし?
内容の保証はできないので、あしからずー。
◆シルバー限定版、実は初期不良がソコソコある?
シルバーのフードがハマらないという症状。
理由は、鏡胴のシルバー外層の塗装・コーティングがブラック基準と比べて厚いのかな?
ま、公式にアナウンスはしないだろうけど。
コレクションとして買った人は、ご愁傷様ですね。
まぁ、今すぐもってけば何らかの対応してくれるでしょうけど。
転売目的で流れている個体にも当てはまる話なので、未開封を
投機目的で買った人は開封も確認もできず後々不具合あるって
なっても対応できず、つみますね~。
◆日本のシルバーモデル入荷数はごく少数。では、買えた人って・・・?
フィルム最盛期であれば、たくさん入ったのでは?と誰もがおもってます。
日本、買う人はいるだろうけど振り分け少なすぎ!
どの店舗に振り分けるかは、ライカジャパンの社長さんが直接決めたとの事。
決して、各店舗代表者が集まって、くじ引き大会とか、じゃんけん大会とか、
すごろくで競ったとか、サイコロ振りまくったとかではない模様。
予約者の情報を見たかは定かではないが、関西のフラッグシップ店でも
手に入っていないとの情報もあるので、マジで振り分けランダム?!
購入できた人、おめでとう!
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